成田美寿々ひと皮向け12勝目 課題の“3パットの壁”克服

公開日: 更新日:

「成田は今までショットに酔いしれているところがあり、ボギーを打っても、それ以上にバーディーを取ればいいという攻撃的なプレーで自滅することがあった。しかし年間5勝の目標を掲げ、達成するには3パットがあれば不可能だと気付いたのだろう。1打の重みを覚え、ピンを狙うショットでは、どこなら2パットでホールアウトできるかまで考えられるようになった。今週は、バーディーパットよりも、3パットしなければ優勝のチャンスがあるという作戦が当たったともいえる」(田原プロ)

 成田は過去5度出場して、最高成績は2014年大会の40位(9オーバー)。予選落ち3回(12年、16年、17年)と会場を苦手にしていた。

 葛城GCはグリーンが大きく、日本のゴルフ場にしては珍しく起伏が複雑だ。3パットの無駄にようやく気付き、一皮むけた勝利といえる。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    岡田阪神は「老将の大暴走」状態…選手フロントが困惑、“公開処刑”にコーチも委縮

  2. 2

    肺がん「ステージ4」歌手・山川豊さんが胸中吐露…「5年歌えれば、いや3年でもいい」

  3. 3

    巨人原前監督が“愛弟子”阿部監督1年目Vに4日間も「ノーコメント」だった摩訶不思議

  4. 4

    巨人・阿部監督1年目V目前で唇かむ原前監督…自身は事実上クビで「おいしいとこ取り」された憤まん

  5. 5

    中日・根尾昂に投打で「限界説」…一軍復帰登板の大炎上で突きつけられた厳しい現実

  1. 6

    安倍派裏金幹部6人「10.27総選挙」の明と暗…候補乱立の野党は“再選”を許してしまうのか

  2. 7

    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

  3. 8

    79年の紅白で「カサブランカ・ダンディ」を歌った数時間後、80年元旦に「TOKIO」を歌った

  4. 9

    阪神岡田監督は連覇達成でも「解任」だった…背景に《阪神電鉄への人事権「大政奉還」》

  5. 10

    《スチュワート・ジュニアの巻》時間と共に解きほぐれた米ドラフト1巡目のプライド