マ軍快進撃で雄星にシワ寄せ “中4日厳守”で増す肩肘への負担
背に腹は代えられないようだ。
マリナーズ・菊池雄星(27)が、早くもフル回転を強いられそうなのだ。
サービス監督は16日(日本時間17日)、菊池が20日(同21日)のエンゼルス戦に登板すると発表。5日のホワイトソックス戦から3戦連続中4日のマウンドとなるが、指揮官は「これまで通り投げてもらうことになる」と話した。
チームは現在、17連戦中の上、ここにきて5番手左腕ルブラン(元西武)が右脇腹痛で負傷者リスト(IL)入り。先発陣の台所事情が苦しくなり、開幕前にディポトGMが明かしていた「月に1度ぐらいは1イニング30球程度で降板させる(オープナー)」方針も白紙になった。
同GMは当初「1年目はメジャーの環境やルーティンに慣れてもらいたい」と、今季は余裕を持って起用する方針を明かしていた。中4日のローテに適応できず、肘にメスを入れた多くの日本人投手の二の舞いを避けるためだ。同GMは「年間の投球回数は170イニング程度にとどめる」とも話していたが、これも棚上げされかねない。