アコーディア親会社のOGM買収で日本のゴルフ場はどうなる
ゴールドマン・サックス、ローンスターともハゲタカファンドと揶揄されていたが、11年にはゴールドマン・サックスは国内外の投資家に公募で売り出し、ローンスターは平和に株式を譲渡した。
ゴルフ場関係者によると、「PGM、アコーディアが多くの破綻したゴルフ場を買収してグループ化して競争することで、ゴルフのプレー費が下がり、ゴルフ場予約が簡単になり、カジュアル化が進み、ゴルフがより身近になったことは間違いなく、ゴルファーにとってメリットが大きかった」という。
今回のMBKパートナーズによるOGM買収で、再びゴルフ場業界の再編が進むのは間違いないとみられる。もっとも、投資会社であるMBKパートナーズにとって、利益の上がらないゴルフ場をいつまでも保有していても意味がない。アコーディアグループの価値が上がれば売却されるし、グループの価値が下がればそれで売却される。いずれにしろ一般ゴルファーにとって、メリットのある業界再編が望ましい。
(ゴルフライター・嶋崎平人)