稀勢の里を描いた「愚直」の荒井太郎氏に聞く7月場所展望

公開日: 更新日:

■ファンが貴景勝に夢を託す

 ――7月場所は休場が決まり、大関陥落が決定した貴景勝(22)の人気は稀勢の里にも劣らない。ファンが稀勢の里に託した夢を、貴景勝にも期待しているのでしょうか。

「どこかで稀勢の里の再来を願っているところはあるかもしれませんね。22歳という若さもあって、期待しているファンは多いと思います」

 ――7月場所の展望をお聞かせ下さい。まず、先場所優勝した朝乃山(25)はどうですか。

「スケールの大きさを感じます。胸板が厚く、上背があり、肩幅も広くて懐も深い。昔で言えば輪島のようなスケール感ですね。『横綱と対戦しないで優勝といっても』なんて声もありますが、賜杯を抱いたことはものすごく自信になる。朝乃山自身も意識から何から大きく変え、今後の転機となる財産になったでしょう。ただ、今場所は前頭筆頭なので、初日から大関横綱戦が続く。勝ち越しもハードルが高いでしょう。それでも先場所のように、前に出ながら得意の右四つになって攻める相撲を貫いてほしい」

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    “マジシャン”佐々木朗希がド軍ナインから見放される日…「自己チュー」再発には要注意

  2. 2

    石橋貴明のセクハラに芸能界のドンが一喝の過去…フジも「みなさんのおかげです」“保毛尾田保毛男”で一緒に悪ノリ

  3. 3

    佐々木朗希“大幅減速”球速160キロに届かない謎解き…米スカウトはある「変化」を指摘

  4. 4

    ヤクルト村上宗隆 復帰初戦で故障再発は“人災”か…「あれ」が誘発させた可能性

  5. 5

    清原果耶ついにスランプ脱出なるか? 坂口健太郎と“TBS火10”で再タッグ、「おかえりモネ」以来の共演に期待

  1. 6

    松嶋菜々子の“黒歴史”が石橋貴明セクハラ発覚で発掘される不憫…「完全にもらい事故」の二次被害

  2. 7

    「とんねるず」石橋貴明に“セクハラ”発覚の裏で…相方の木梨憲武からの壮絶“パワハラ”を後輩芸人が暴露

  3. 8

    「皐月賞」あなたはもう当たっている! みんな大好き“サイン馬券”をマジメに大考察

  4. 9

    ヤクルト村上宗隆「メジャー430億円契約報道」の笑止…せいぜい「5分の1程度」と専門家

  5. 10

    常勝PL学園を築いた中村監督の野球理論は衝撃的だった…グラブのはめ方まで徹底して甲子園勝率.853