稀勢の里を描いた「愚直」の荒井太郎氏に聞く7月場所展望

公開日: 更新日:

 ――34歳でも、衰えは見えませんか?

「かつてのような一気の出足で前に出て、寄り切る相撲は激減しています。それでも、うまさや反応のよさでカバーしている。近年は押し込まれてから逆転という相撲が増えましたが、あれは紙一重でも何でもない。むしろ、白鵬の中では余裕でしょう。以前、白鵬から『(相手に背中を向けた状況から)自分は普通に振り返ったつもりなのに、相手はまだ見たままで攻めてこない』といった話を聞いたことがあります。今年3月場所の栃煌山戦、玉鷲戦などは、まさにそうだった。白鵬的には普通に反応しただけで、おそらく白鵬とそれ以外の力士では、流れている時間の感覚が違うのではないか。そんな気すらします」

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    “マジシャン”佐々木朗希がド軍ナインから見放される日…「自己チュー」再発には要注意

  2. 2

    石橋貴明のセクハラに芸能界のドンが一喝の過去…フジも「みなさんのおかげです」“保毛尾田保毛男”で一緒に悪ノリ

  3. 3

    佐々木朗希“大幅減速”球速160キロに届かない謎解き…米スカウトはある「変化」を指摘

  4. 4

    ヤクルト村上宗隆 復帰初戦で故障再発は“人災”か…「あれ」が誘発させた可能性

  5. 5

    清原果耶ついにスランプ脱出なるか? 坂口健太郎と“TBS火10”で再タッグ、「おかえりモネ」以来の共演に期待

  1. 6

    松嶋菜々子の“黒歴史”が石橋貴明セクハラ発覚で発掘される不憫…「完全にもらい事故」の二次被害

  2. 7

    「とんねるず」石橋貴明に“セクハラ”発覚の裏で…相方の木梨憲武からの壮絶“パワハラ”を後輩芸人が暴露

  3. 8

    「皐月賞」あなたはもう当たっている! みんな大好き“サイン馬券”をマジメに大考察

  4. 9

    ヤクルト村上宗隆「メジャー430億円契約報道」の笑止…せいぜい「5分の1程度」と専門家

  5. 10

    常勝PL学園を築いた中村監督の野球理論は衝撃的だった…グラブのはめ方まで徹底して甲子園勝率.853