ウィンブルドンJr.制覇の望月 真骨頂はSFでの“心臓の毛”

公開日: 更新日:

「驚いたのは準決勝の戦いぶりです。ファイナル・セットは望月が5-2とリード。相手サーブでも30-40のマッチポイント。勝利は目前でしたが、ここで決められず、結局、4度あったマッチポイントを逃した。ウィンブルドンのファイナル・セットはタイブレークがない。7-7のサービスゲームを落とし、次のゲームで逆にマッチポイントを握られた。完全に負けパターンです。松岡修造やボリス・ベッカーを育てたボブ・ブレット氏はかつて『負けることを恐れるな』『勝つことを恐れるな』と禅問答のような教えを説いた。望月は修造チャレンジでブレット氏の指導もうけている。望月は『負けを』恐れず、ラリー戦で果敢にネットにつき、8-8と追いつく。第17ゲームは0-30からキープし、第18ゲームは相手がプレッシャーでサーブが入らずブレーク。勝負を決めた。16歳とは思えないメンタルの強さと勝負度胸でした。最後は『勝つこと』を恐れず、大舞台で頂点に立つチャンスが来たらビビらず攻めた。ブレット氏の教えを大舞台で実践しました」

■「あまり調子に乗らず」

 塚越氏は専属コーチの指導力も大きいという。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    三浦大知に続き「いきものがかり」もチケット売れないと"告白"…有名アーティストでも厳しい現状

  2. 2

    「とんねるず」石橋貴明に“セクハラ”発覚の裏で…相方の木梨憲武からの壮絶“パワハラ”を後輩芸人が暴露

  3. 3

    サザン桑田佳祐の食道がん闘病秘話と今も語り継がれる「いとしのユウコ」伝説

  4. 4

    松嶋菜々子の“黒歴史”が石橋貴明セクハラ発覚で発掘される不憫…「完全にもらい事故」の二次被害

  5. 5

    NiziU再始動の最大戦略は「ビジュ変」…大幅バージョンアップの“逆輸入”和製K-POPで韓国ブレークなるか?

  1. 6

    今思えばゾッとする。僕は下調べせずPL学園に入学し、激しく後悔…寮生活は想像を絶した

  2. 7

    下半身醜聞の川﨑春花に新展開! 突然の復帰発表に《メジャー予選会出場への打算》と痛烈パンチ

  3. 8

    モー娘。「裏アカ」内紛劇でアイドルビジネスの限界露呈か…デジタルネイティブ世代を管理する難しさ

  4. 9

    伸び悩む巨人若手の尻に火をつける“劇薬”の効能…秋広優人は「停滞」、浅野翔吾は「元気なし」

  5. 10

    小松菜奈&見上愛「区別がつかない説」についに終止符!2人の違いは鼻ピアスだった