野球に集中できるのか?U18日本代表“厳戒態勢”でピリピリ
29日夜、試合会場である機張現代車ドリームボールパーク(韓国・釜山)で公式練習を行ったU18日本代表。佐々木(大船渡)や奥川(星稜)らが30日のスペインとの開幕戦に向けて調整をするグラウンドに、物々しい雰囲気が漂った。
球場には、胸に「POLICE」のバッジをつけたコワモテの男性たち。韓国の地元警察官だ。
2時間の練習中、グラウンド内外に目を光らせ、選手、関係者の警備に当たっただけでなく、チームバスでの宿舎と球場との往復の際にも、一定の場所までパトカーが先導する形で“護衛”。日本代表が球場入りする際には4台のパトカーと4人の警察官が出動した。
関係者によると、日韓両国の間で政治的な緊張感が高まる中、大会の主催者であるWBSC(世界野球ソフトボール連盟)がホスト国である韓国側に日本代表の警備を要請。地元警察がこれに応える形で実現した。
今大会を通して、日本代表の移動の際の護衛と、球場施設内の警備を行う。これは日本代表だけのガードという。