甲子園ドラフト候補「行きたい球団」「行きたくない球団」

公開日: 更新日:

「菅野さんは際立って凄い」

 夏の甲子園は16日、17日でベスト8が出揃う。本紙は、プロのスカウトが熱視線を送った今秋ドラフト候補を中心とした選手に、行きたい(好きな)球団、行きたくない(嫌いな)球団について直撃。すると、人気球団、不人気球団が浮き彫りになった。

 ◇  ◇  ◇

「高校からプロ入り? 行きたいとは思いますけど、さらにもっと頑張らないといけないと思っています。ピッチングはもちろんですし、投げること以外のフィールディングや牽制、クイックも磨きをかけたいです」

 こう話すのは、今大会ナンバーワン投手で、ドラフト1位指名が確実視されている星稜(石川)の奥川恭伸だ。

「好きな球団? プロ野球はあんまり見ないんですよね」と苦笑いを浮かべつつ、こう言った。

「指名していただけるのであれば、どの球団でもうれしいです。プロ野球選手はみんな凄い人だと思うし、凄い世界でやっていると思います。巨人の菅野(智之)さんが石川大会での投球を褒めていた? 菅野さんはその中でも際立って凄い。すべてのボールが一級品ですし、将来はああいう投手になれたらというのはあります。行きたくない球団? いや、本当にどの球団でもうれしいです」

 中日阪神が1位指名を検討しているが、奥川に近い関係者は「石川でもテレビ中継がある巨人や、育成に実績のあるパ球団がいいんじゃないの? と聞いても、本当にどの球団でもいいですって、と言い切るんです」と明かす。どの球団も安心して指名できそうだ。

 高校屈指の捕手で、兄・勇輔がロッテ投手の智弁和歌山(和歌山)の東妻純平は「すぐにプロに行きたいです」と、こう続ける。

「好きな球団はソフトバンクです。個人的には内川選手や巨人の亀井選手が好きです。ここぞというところで打つイメージがあります。行きたい球団? パ・リーグは投手と打者が真っ向勝負するイメージがあります」

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    巨人原前監督が“愛弟子”阿部監督1年目Vに4日間も「ノーコメント」だった摩訶不思議

  2. 2

    巨人・阿部監督1年目V目前で唇かむ原前監督…自身は事実上クビで「おいしいとこ取り」された憤まん

  3. 3

    松本人志は勝訴でも「テレビ復帰は困難」と関係者が語るワケ…“シビアな金銭感覚”がアダに

  4. 4

    肺がん「ステージ4」歌手・山川豊さんが胸中吐露…「5年歌えれば、いや3年でもいい」

  5. 5

    貧打広島が今オフ異例のFA参戦へ…狙うは地元出身の安打製造機 歴史的失速でチーム内外から「補強して」

  1. 6

    紀子さま誕生日文書ににじむ長女・眞子さんとの距離…コロナ明けでも里帰りせず心配事は山積み

  2. 7

    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

  3. 8

    メジャー挑戦、残留、国内移籍…広島・森下、大瀬良、九里の去就問題は三者三様

  4. 9

    かつての大谷が思い描いた「投打の理想」 避けられないと悟った「永遠の課題」とは

  5. 10

    大谷が初めて明かしたメジャーへの思い「自分に年俸30億円、総額200億円の価値?ないでしょうね…」