元弟子・貴ノ富士また暴力…貴乃花が教育を語るバカらしさ

公開日: 更新日:

 その言葉をどこまで信用できるやら、だ。

 相撲協会を退職後、「社団法人貴乃花道場」を設立した貴乃花(47)。道場といっても拠点は設けず、各地からの依頼で講演を行ったり、相撲教室を開くなどしている。

 道場のホームページによると、この社団法人の設立理念は以下のように書いてある。

「第65代横綱・貴乃花が相撲道で学んできた心、体、精神、それを支える土台となる骨格を強くするだけではなく、日本の伝統・礼節から食文化まで、少年少女、さらには大人たちと共に鍛え合う、体験と学び、成長する場でありたい。そんな思いと願いを込めて開門いたします」

 だが、立派な言葉も実態が伴わなければ意味はない。3日に2度目の暴力が発覚した貴ノ富士、昨年末に付け人を殴って引退した貴ノ岩を見ればわかるように、弟子を教育できたかは疑わしい。

 在職中の貴乃花は、自宅と稽古場が別にある通い親方だった。当然、師匠の目は行き届かず、おかみが稽古場に顔を出すこともまれだったという。弟子に相撲を教えることはできても、10代の子供にもっとも必要な「心と精神」はほったらかしにしていたことになる。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    無教養キムタクまたも露呈…ラジオで「故・西田敏行さんは虹の橋を渡った」と発言し物議

  2. 2

    キムタクと9年近く交際も破局…通称“かおりん”を直撃すると

  3. 3

    吉川ひなのだけじゃない! カネ、洗脳…芸能界“毒親”伝説

  4. 4

    大谷翔平の28年ロス五輪出場が困難な「3つの理由」 選手会専務理事と直接会談も“武器”にならず

  5. 5

    竹内結子さん急死 ロケ現場で訃報を聞いたキムタクの慟哭

  1. 6

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇

  2. 7

    木村拓哉"失言3連発"で「地上波から消滅」危機…スポンサーがヒヤヒヤする危なっかしい言動

  3. 8

    Rソックス3A上沢直之に巨人が食いつく…本人はメジャー挑戦続行を明言せず

  4. 9

    9000人をリストラする日産自動車を“買収”するのは三菱商事か、ホンダなのか?

  5. 10

    立花孝志氏『家から出てこいよ』演説にソックリと指摘…大阪市長時代の橋下徹氏「TM演説」の中身と顛末