メジャーでも争奪戦か?西武・秋山翔吾“掛け値なし”の評価

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 31歳という年齢を考えると、契約年数は2年が精いっぱい。3年目を付けるとしても、球団のオプションになるだろう。

 それでも今オフ、日本からメジャー挑戦する可能性のある選手で、それなりの需要がありそうなのはこの秋山くらいか。

 ソフトバンク千賀滉大(26)は球団が来オフのポスティングを認めるとは思えない。広島菊池涼介(29)は内野守備は文句なしでも打撃が物足りないし、DeNAの筒香嘉智(27)は守備も打撃もサッパリ。44本塁打した2016年の成績を維持していればまだしも、今季は29本塁打。あの守備力では、よほど打ちまくらない限り評価しづらい。

 それなら来季以降、メジャーが飛び付きたくなるような大物がいるかといえば、そうでもない。強いていえば、広島の鈴木誠也(25)くらいだろう。

 メジャーで活躍するような日本人選手は、プロ野球界で圧倒的な成績を残してきた。ダルビッシュ(カブス)は防御率が5年連続1点台、田中将大(ヤンキース)は24勝0敗1S、大谷翔平(エンゼルス)は二刀流で165キロをマークした。野手にしても松井秀喜は50本塁打、岩村明憲は44本塁打、松井稼頭央は3割、30本、30盗塁……。日本球界で飛び抜けた成績を残した彼らですらメジャーでは苦労したのだ。

 それを考えると、今後2、3年は、日本で目の色を変えて選手を追い掛ける必要はないという気もしてくるのだ。

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