DeNA筒香が大打撃…侍メンバー漏れでメジャー挑戦に暗雲

公開日: 更新日:

 1日に発表されたカナダとの強化試合と、プレミア12の侍ジャパンメンバー。選出外となった主力選手の中で、結果として大打撃を受けそうなのがDeNAの筒香嘉智(27)だ。

 9月19日に死球を受けて右手小指を打撲、シーズン終盤に離脱した。2週間ぶりの実戦となる1日の紅白戦で本塁打を放ってCSでの復帰をアピールしたが、メジャー挑戦を公言している筒香にとって、今回のプレミア12は重要な意味を持つ。

 国際大会は大リーグスカウトへの絶好のアピールの場となるからだ。

 筒香は2016年に44本塁打をマーク。翌17年のWBCでは2本塁打を放ってメジャースカウトの評価を上げた。しかし、18年は38本、今季は29本にとどまり、打率も3年連続で3割に届かなかった(今季の打率は・272)。

 あるメジャースカウトは言う。

「17年当時は大型契約も夢ではないといわれていました。ところが、メジャー市場における評価はガタ落ちです。成績が下降線なのに加えて、ケガの多さがネック。昨年は日米野球を左足首の骨挫傷で辞退し、シーズン中は背中の張りで欠場したこともある。体のケアが弱点として指摘されているのです。

 死球によるケガは避けられないとはいえ、ただでさえ野手は投手に比べてメジャー市場で高い評価を受けにくい。おまけに今回、プレミア12のメンバーから外れたことで、実力をアピールできる貴重な機会を失ってしまったのですから」

 今オフの渡米は厳しいか。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    巨人原前監督が“愛弟子”阿部監督1年目Vに4日間も「ノーコメント」だった摩訶不思議

  2. 2

    巨人・阿部監督1年目V目前で唇かむ原前監督…自身は事実上クビで「おいしいとこ取り」された憤まん

  3. 3

    松本人志は勝訴でも「テレビ復帰は困難」と関係者が語るワケ…“シビアな金銭感覚”がアダに

  4. 4

    肺がん「ステージ4」歌手・山川豊さんが胸中吐露…「5年歌えれば、いや3年でもいい」

  5. 5

    貧打広島が今オフ異例のFA参戦へ…狙うは地元出身の安打製造機 歴史的失速でチーム内外から「補強して」

  1. 6

    紀子さま誕生日文書ににじむ長女・眞子さんとの距離…コロナ明けでも里帰りせず心配事は山積み

  2. 7

    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

  3. 8

    メジャー挑戦、残留、国内移籍…広島・森下、大瀬良、九里の去就問題は三者三様

  4. 9

    かつての大谷が思い描いた「投打の理想」 避けられないと悟った「永遠の課題」とは

  5. 10

    大谷が初めて明かしたメジャーへの思い「自分に年俸30億円、総額200億円の価値?ないでしょうね…」