アストロズ生え抜きが育成力証明 松井秀以来の1試合5打点
アストロズといえばバーランダー、グリンキー(ともに36)、コール(29)の先発3本柱が有名。今季3人で計59勝をマーク、3人の合計年俸は約80億円に上る。
カネで3年連続地区優勝を買ったと思われがちだが、チームの中心は生え抜きということを改めて証明したのが26日(日本時間27日)のワールドシリーズ第4戦で満塁弾を含む5打点、ナショナルズとの対戦成績を2勝2敗のタイに戻す連勝に貢献した4番のブレグマン三塁手(25)だ。
ちなみにWシリーズで1試合5打点以上をマークしたア・リーグの選手は09年ヤンキース・松井秀喜(6打点)以来、10年ぶりになる。
15年のドラフト1巡目指名のブレグマンをはじめ、1番のスプリンガー右翼手(30)は11年のドラフト1巡目指名、2番のアルトゥーベ二塁手(29)は07年のドラフト外、6番のコレア遊撃手(25)は12年の1巡目指名。
データ野球の先駆者でもあるルーノウGMはドラフトとマイナー組織の充実に注力してきた。そうやって育てた生え抜きの成長が最近の好成績につながっている。日本のどこかの球団と違い、ただ選手を買い漁っているわけではないのだ。