横綱・豊昇龍もう2敗目 阿炎戦4連敗にみる昨年9月の深刻トラウマ…変化にビビり距離詰められず

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 過去の映像を再生しているかのようだった。

 昨14日、横綱豊昇龍(25)が4日目にして、早くも2敗目を喫した。相手は平幕の阿炎。3日目の王鵬に続き、2日連続の金星配給だ。

 豊昇龍は立ち合いで阿炎のもろ手突きを食らった直後に引き落とされ、あっけなく土。右腕に砂をべったりつけて花道を下がった横綱とは対照的だったのが、「してやったり」の阿炎である。

 インタビュールームでは「横綱は(立ち合いで慎重に)見てきたと思う。雰囲気的に」と話すと、続けて「距離が空いた」と、勝因を語った。

 阿炎の武器である突き押しは、十分に腕を伸ばせるスペースがあってこそ。

 それを知りながら、なぜ豊昇龍は立ち合いで一気に距離を詰めなかったのか。

「過去に立ち合いで変化をされたのがトラウマになっているのではないか」とは、ある親方だ。

「横綱の阿炎戦4連敗が始まったのは、立ち合い変化をされて負けた去年の9月場所からです。それ以降はすっかり立ち合いで慎重になり、翌11月場所はもろ手突きからの引き落としと、この日とまったく同じ負け方だった。先場所も消極的な立ち合いで、先手の突き押しを許している。まさに阿炎の思うツボですよ」

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