巨人に不吉な「マツダの呪い」…9連敗して監督が交代したあの年に似てきた
これを「鬼門」と言わずして、何と言うのか──。
15日の広島戦。巨人は試合前までリーグトップの防御率0.45、開幕5連勝中の山﨑が敵地・マツダスタジアムで今季初先発。五回まで無失点投球を続けていたが六回、小園に今季セ・リーグ初の満塁弾を浴び、6回7安打4失点で降板。リーグトップタイとなる6勝目を逃し、初黒星(5勝1敗)を喫した。
打線も再三のチャンスを生かせず、わずか1得点。これで開幕から赤っ恥の6連敗となり、貯金を吐き出して4位に転落した。同球場でシーズン5連敗以上は、開幕9連敗を喫した2018年以来。なお、15年に5連敗、19年には1つの引き分けを挟んで5連敗がある。
山﨑は昨季までマツダで通算4試合に登板して0勝2敗、防御率5.03。セの本拠地の中で最も苦手とするマウンドだった。今季は無双状態でここまできたが、相性通りの結果となってしまった。
数年前、巨人ナインにとってマツダは、来るのも嫌な球場だった。17年から18年8月にかけて屈辱の13連敗を食らった。9連敗スタートの18年は、最終的に2勝9敗1分けと大きく負け越し。広島にリーグ3連覇を許し、13.5ゲーム差の3位に沈んだ。さる巨人OBがこう言った。