著者のコラム一覧
堀田秀吾明治大学教授、言語学者

1968年生まれ。言語学や法学に加え、社会心理学、脳科学の分野にも明るく、多角的な研究を展開。著書に「図解ストレス解消大全」(SBクリエイティブ)など。

精神面に支障を来す「社会的時差ボケ」とは? 体内時計と社会的時間のずれが原因

公開日: 更新日:

 GWが終わり、憂鬱な気持ちになってしまう人は多いかもしれません。

 ミュンヘン大学のロエンバーグが、2006年に提唱した「社会的時差ボケ(social jetlag)」という言葉があります。これは、個人の体内時計と仕事や学校などの社会的スケジュールとのズレが、一般的な時差ボケと同様、精神的な不調を来す可能性があるという言説です。

 私たちの体には、「体内時計」というものがあります。この働きによって、「今は活動する時間だよ」「そろそろ眠る時間だよ」と自身の体のリズムを決めています。

 このリズムには個人差があって、「朝型」の人や「夜型」の人が存在し、仕事や学校の始業に合わせる形で、多くの人が「朝型」のリズムに合わせてつくられるといわれています。

 もし、あなたが「朝型」なら、社会の時間と体のリズムが自然に合うので、比較的楽に生活できます。しかし、「夜型」の場合、社会の「朝型」の時間に合わせようとすると、体に無理が生じます。体内時計は、「まだ寝ている時間」と認識しているのに、無理やり起きて仕事に行っているわけですから、体に負荷がかかる--この状態こそ「社会的時差ボケ」です。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    早期・希望退職の募集人員は前年の3倍に急増…人材不足というけれど、余剰人員の肩叩きが始まっている

  2. 2

    永野芽郁&田中圭の“不倫LINE”はどこから流出したか? サイバーセキュリティーの専門家が分析

  3. 3

    ドジャース佐々木朗希「負傷者リスト入り」待ったなし…中5日登板やはり大失敗、投手コーチとの関係も微妙

  4. 4

    低迷する「べらぼう」は大河歴代ワースト圏内…日曜劇場「キャスター」失速でも数字が伸びないワケ

  5. 5

    巨人秋広↔ソフトBリチャード電撃トレードの舞台裏…“問題児交換”は巨人側から提案か

  1. 6

    田中圭が永野芽郁と密会していた“妻公認”の仕事部屋…警戒感緩むもバレやすい不倫の痕跡

  2. 7

    朝ドラ「あんぱん」教官役の瀧内公美には脱ぎまくった過去…今クールドラマ出演者たちのプチ情報

  3. 8

    TBSのGP帯連ドラ「キャスター」永野芽郁と「イグナイト」三山凌輝に“同時スキャンダル”の余波

  4. 9

    河合優実「あんぱん」でも“主役食い”!《リアル北島マヤ》《令和の山口百恵》が朝ドラヒロインになる日

  5. 10

    キンプリが「ディズニー公認の王子様」に大抜擢…分裂後も好調の理由は“完璧なシロ”だから