巨人・阿部二軍監督は夜もグラス片手に宿舎の自室で指導
「8日の紅白戦で3安打した後、すぐにモタを部屋に呼んで『調子に乗るなよ』と。その後11日の第3クールから一軍に昇格させたので、その前にクギを刺したかったんでしょう。モタは昨秋の就任時から能力を買っている秘蔵っ子です」
昨年は朝夜2回行われていたコーチミーティングが、朝の1度だけになった。コーチ同士が練習の合間に話し合い、翌日のメニューを決めることで夜のミーティングを廃止にした。実松一成二軍バッテリーコーチ(39)は「その分、宿舎の食堂で監督、コーチ、選手が食事をしながらコミュニケーションを取っています」と言う。
ブルペンでは球種、コースだけでなく、ストライク、ボールまで予告してから投げることが義務付けられた。「常に実戦を想定して練習しろ」という指揮官の考えからだ。
■「セカンドに押して出して打て」
二軍スタートながら、11日から一軍に昇格した増田大輝(26)がこう言った。
「阿部監督に『開きが早い』と言われていて、解消法として『セカンドに打つつもりで押し出してみろ』と教わりました」