原巨人は来季助っ人10人 阿部二軍監督いきなりとばっちり

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 巨人がハイペースで外国人補強を敢行している。阿部慎之助二軍監督(40)らが今月中旬にドミニカ共和国を視察。内野手のエスタミー・ウレーニャ(20)、投手のナティーノ・ディプラン(25)を育成選手として獲得することが濃厚となった。巨人はすでにジェラルド・パーラ外野手(32=ナショナルズFA)の獲得を発表している。

 日本シリーズ敗退直後、原辰徳監督(61)は山口オーナーにシーズン終了の報告を行った際、「(今季は)なかなか外国人が機能しなかった。ソフトバンクは外国人を含めて層の厚さがあった。補強は大事な作業であることに間違いはない」と話していた。

 巨人はこのオフ、4人の助っ人を補強する。当初は3人の予定だったが、エース格・山口がポスティングシステムを使ったメジャー移籍が濃厚。FA戦線では、美馬、鈴木に相次いで逃げられた。そんな緊急事態を受け、助っ人補強を1人増員し、穴埋めしようという算段のようだ。

 それにより、手綱さばきが難しくなりそうなのは、原監督より阿部二軍監督ではないか。まず支配下では、メルセデスとデラロサの2投手が残留濃厚。これに補強予定の4人を足せば、支配下の外国人だけで計6人にのぼる。さらにファームにはモタ、ラモスの育成2人が在籍する。来季も残留なら、新加入の2人を足して計4人。育成も含め、助っ人は総勢10人になる。

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