レイズ筒香が初の「1番・三塁」で無安打 同地区に左腕の壁
レイズ・筒香嘉智(28)が9日(日本時間10日)のブルージェイズ戦に、オープン戦初の「1番・三塁」で出場。昨季のナ・リーグ最優秀防御率左腕で韓国出身の柳賢振(前ドジャース)に対し、タイミングが合わずに第1打席は二ゴロ。1死一塁で迎えた三回には空振り三振に倒れ、3打数無安打1三振だった。相手のエース左腕に封じ込まれた。
2月24日のレッドソックス戦では救援左腕スプリングスから初本塁打を放った。ここまでは投手の左右に関係なく結果を残しているが、レギュラーシーズン開幕後は、簡単に仕事をさせてもらえないかもしれない。レイズと同じア・リーグ東地区のライバル球団には、メジャーを代表する左腕が揃っているからだ。
この日、対戦した柳以外にも、レッドソックスには昨季19勝(6敗)のロドリゲス、最多奪三振2度のセール、魔球と評されるチェンジアップの使い手で昨季12勝(11敗)のオリオールズ・ミーンズらがいる。昨季15勝(6敗)のヤンキース・パクストンは腰を手術して開幕に間に合わないものの、劇的な回復を見せており、4月中旬から5月上旬に戦列復帰する見込みだ。いずれも左打者を比較的、得意としており、クリーンアップを打つ予定の筒香のバットは沈黙しかねない。