米球界を襲う新型コロナ 試合数減でマイナー選手が大打撃

公開日: 更新日:

■開幕前に降格なら苦しい生活に

 今季、日本人選手ではヤンキース傘下の球団から移籍した加藤豪将(25)がマーリンズとマイナー契約し、今キャンプには招待選手として参加。オープン戦は14試合で、12打数3安打の打率2割5分、1打点、4得点。開幕をメジャーで迎えられればともかく、マーリンズの内野陣は層が厚い。現時点でメジャー40人枠には入っていないだけに、開幕を前にマイナー降格を宣告されるようならシビアな生活を強いられる。

 NBAでは、メンフィス・グリズリーズとツーウエー契約を結ぶ日本代表の渡辺雄太(25=傘下Gリーグ・ハッスル)がピンチだ。このツーウエー契約はNBA登録日数に応じてボーナスが支給され、45日間で最大約4300万円が通常の年俸以外に支払われる。メンフィスの地元メディアによれば、渡辺はここまでグリズリーズでの登録日数が40日間に達しており、満額を手にできるまで残り5日だという。

 チームは今季17試合を残しており、早ければ今月中にもクリアできただけに、このまま中止なら渡辺は泣くに泣けない。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    岡田阪神は「老将の大暴走」状態…選手フロントが困惑、“公開処刑”にコーチも委縮

  2. 2

    肺がん「ステージ4」歌手・山川豊さんが胸中吐露…「5年歌えれば、いや3年でもいい」

  3. 3

    巨人原前監督が“愛弟子”阿部監督1年目Vに4日間も「ノーコメント」だった摩訶不思議

  4. 4

    巨人・阿部監督1年目V目前で唇かむ原前監督…自身は事実上クビで「おいしいとこ取り」された憤まん

  5. 5

    中日・根尾昂に投打で「限界説」…一軍復帰登板の大炎上で突きつけられた厳しい現実

  1. 6

    安倍派裏金幹部6人「10.27総選挙」の明と暗…候補乱立の野党は“再選”を許してしまうのか

  2. 7

    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

  3. 8

    79年の紅白で「カサブランカ・ダンディ」を歌った数時間後、80年元旦に「TOKIO」を歌った

  4. 9

    阪神岡田監督は連覇達成でも「解任」だった…背景に《阪神電鉄への人事権「大政奉還」》

  5. 10

    《スチュワート・ジュニアの巻》時間と共に解きほぐれた米ドラフト1巡目のプライド