実戦復帰で巨人は救世主扱い メルセデスの慢心には要注意
育成選手の頃はハングリー精神があって、もっとガツガツしていたのに、今や年俸1100万円の主力投手。中南米系選手の難しいところは、いきなり大金を持たせると油断してマジメにやらないが、ある程度は持たせないと1円でも高いところへ移籍したいと言い出すこと。だから、球団は1100万円という微妙な年俸にしたが、キャンプでもノンビリしているというか、マイペースなラテン系の部分が顔をもたげています」
キャンプ中にファームのあるコーチは「本人が痛いって言うんだからしょうがないよ」とヤキモキしながら漏らしていたことがある。
巨人のオープン戦防御率は4.37と壊滅的。苦しい台所事情にあって、メルセデスをまるで救世主扱いしている。ただ、いつまた「痛い」と言い出すか。依存し過ぎるのは危険かもしれない。