実戦復帰で巨人は救世主扱い メルセデスの慢心には要注意
巨人の左腕エースが帰ってくる。
左肘の違和感からC・C・メルセデス(26)が17日、三軍と日体大のプロアマ交流戦で今季初登板する。昨季8勝(8敗)。今季は開幕ローテの一角がほぼ約束されていたが、先月の宮崎キャンプ中に左肘に違和感を訴えて離脱していた。
20日の通常開幕なら間に合わない可能性が高かった。新型コロナウイルス感染拡大の影響で、開幕が延期になった恩恵を受けた格好だ。原監督は「遅れていたメルセデスが戻ってきます」とうれしそうにテレビのインタビューに答えていた。本人も「(開幕ローテに)入りたい」と腕まくりである。
しかし、これで巨人の投手陣が救われるのか。ファームの関係者がこう指摘するのだ。
「メルセデスは油断するとすぐに太る体質で、昨年のキャンプに、かなり増量した姿で来日し、首脳陣に大目玉を食らっている。今回は帰国する際に、原監督にきつく言われていたため、体を絞って来日したまでは良かったが、キャンプに入ると、すぐに離脱してしまった。