藤浪トレード急加速 コロナ感染契機に他球団が再調査開始
■楽天が獲得打診
藤浪を巡っては昨年、複数球団がトレードを打診していたことが明らかになった。某パ球団の関係者が言う。
「阪神は2012年のドラフトで4球団競合の末に1位で獲得した。大阪桐蔭高時代にエースとして12年春夏の甲子園連覇に貢献したスター選手として人気、話題性は高い。そんな選手をトレードで放出し、移籍先で活躍されたら自分たちの立場がなくなるため、全く乗り気ではなかった。ただ、他球団の藤浪人気は相変わらずで、騒動が起こる前に楽天が水面下でトレードを打診した、との話も聞いている。阪神が決断すれば、多くの球団が手を挙げる。シーズン中のトレードとなれば、同一リーグのセ球団ではなく、パ球団になるでしょう」
■今の環境では再生不可
たとえば中田翔や清宮幸太郎、斎藤佑樹、吉田輝星ら甲子園のスター選手を多く抱えている日本ハムは、巨人で芽が出なかったドラ1の大田泰示が覚醒したように、他球団で開花しなかった才能を生かす手腕に自信を持っており、かねて関心を示しているという。