今シーズンのオフは我々スカウトがリストラの対象になる

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 いったん延期されたメジャーのドラフトが元に戻った。

 7月20日に延期されたと思ったら、当初の予定通り、6月10~11日に行われることに。40巡目まで可能だった指名は5巡目までになる。

 それまで一切、禁止されていたスカウト活動は4月4日、部分的に解禁された。現場には足を運べないが、データや映像の収集はもちろん、電話やネットで所属チームの関係者や本人とやりとりをしたり、選手に体に関するデータを要求したりできるようになった。

 ドラフトを7月に延期したのは、スカウト活動がやがて全面解禁になることを見越して、現場で選手をチェックするための期間を考慮したからだった。

 しかし、コロナ禍は一向に終息する気配がなく、スカウト活動も依然として部分的に認められているだけ。現場で選手をチェックできない条件はどの球団も一緒であれば、さっさとドラフトをやってしまおうということだ。指名を10巡目でなく5巡目までに制限したのは、下位の選手まで細かくチェックできないからでもある。

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