巨人は記録ずくめ4連勝も…“扇の要”小林が骨折離脱の波紋
「打撃も好調で厄介だったのに…」と他球団
小林の盗塁阻止率は4年連続リーグトップ。昨季は12球団唯一の4割台となる・419をマークしていた。セ・リーグのあるスコアラーがこう指摘する。
「やっぱり小林が捕手の時は走りにくいし、練習試合で打撃が好調だったので、さらに厄介だなと思っていました。昨年から大城と炭谷との併用みたいに使われているけど、他球団目線で捕手として嫌なのは断然小林です」
この日の広島戦は巨人先発の戸郷が7回途中2失点で勝利投手となった。巨人で高卒2年目以内の投手が開幕6戦目までに先発で白星を挙げるのは、1987年の桑田真澄以来、33年ぶり。原監督も「見事。持っている力を発揮してくれた」と賛辞を惜しまなかった。
巨人はこれで開幕4連勝。阪神との開幕カードから菅野、田口、サンチェス、戸郷の先発投手に4試合連続で白星がついた。これも球団としては37年ぶりの快挙。開幕前は不安視された先発が踏ん張って記録ずくめのスタートとなったが、扇の要を失った影響が出るのは、これからである。