西武の“秋山ロス”吹き飛ばした新助っ人スパンジーの満塁弾

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 打球も不安も、かなたに吹き飛ばした。

 開幕から「1番・左翼」で出場している西武の新助っ人スパンジェンバーグ(29)が、23日のソフトバンク戦で5打数4安打4打点の大活躍。二回の2打席目には来日1号となるグランドスラムをバックスクリーン横に叩き込んだ。

 練習試合では34打数17安打、打率5割とバカ当たり。ファンからも「スパンジー」の愛称で呼ばれ、オフにメジャー移籍した秋山(現レッズ)に代わる1番打者として期待されている。

 そんな新助っ人の活躍に留飲を下げたのが西武の首脳陣だ。なにせ日本ハムとの開幕カードでは14打数1安打。もし、このまま打てないようなら、昨季に続いて「1番打者問題」が再燃する恐れもあった。昨季は浅村の楽天移籍に伴い、当初、切り込み隊長の秋山が3番に移動。ところが誰も1番に定着できず、結局、秋山が戻った。その秋山はもういない。

 辻監督は「まだ開幕カードが終わったばかり」とスパンジーの不振を問題視してなかったが、この日の活躍に誰よりも安堵したのは指揮官かもしれない。

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