パワハラ中川親方の降格決定 親方衆へ相撲教習所のススメ

公開日: 更新日:

「あれだけ暴力は禁止だと言われながら、なぜ弟子を殴ったのか。弟子がかわいそうだし、7月場所も台無しだよ」

 ある親方がこう言ってため息をつく。

 13日、相撲協会の臨時理事会で詳細が明らかになった中川親方(元前頭旭里)の暴力パワハラ問題。協会によれば、ちゃんこを運ぶ弟子を注意した際に顔面を殴打。他にも「帯の結び方が汚い」と頭部を殴り、正座させて説教中の弟子の腹を蹴るなど、典型的な“恐怖指導”が明らかになった。さらに日常的に「殺すぞ」「ボンクラ」と、不適切な発言を繰り返してきたこともわかった。

 それでも、もので叩くなどはせず、本人も深く反省。弟子も処分軽減を求めているなどの理由で解雇などの厳罰ではなく、委員から平年寄への2階級降格処分に。中川部屋は閉鎖され、所属力士は同じ時津風一門の各部屋に散ることとなった。

 相撲協会は2007年に時津風部屋で新弟子がリンチにあって殺された事件以降、暴力には厳しい目を向けている。それでも今回の中川親方のように、感情に身を任せる者が出てきてしまう。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    元グラドルだけじゃない!国民民主党・玉木雄一郎代表の政治生命を握る「もう一人の女」

  2. 2

    深田恭子「浮気破局」の深層…自らマリー・アントワネット生まれ変わり説も唱える“お姫様”気質

  3. 3

    火野正平さんが別れても不倫相手に恨まれなかったワケ 口説かれた女優が筆者に語った“納得の言動”

  4. 4

    粗製乱造のドラマ界は要リストラ!「坂の上の雲」「カムカムエヴリバディ」再放送を見て痛感

  5. 5

    東原亜希は「離婚しません」と堂々発言…佐々木希、仲間由紀恵ら“サレ妻”が不倫夫を捨てなかったワケ

  1. 6

    綾瀬はるか"深田恭子の悲劇"の二の舞か? 高畑充希&岡田将生の電撃婚で"ジェシーとの恋"は…

  2. 7

    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

  3. 8

    “令和の米騒動”は収束も…専門家が断言「コメを安く買える時代」が終わったワケ

  4. 9

    長澤まさみ&綾瀬はるか"共演NG説"を根底から覆す三谷幸喜監督の証言 2人をつないだ「ハンバーガー」

  5. 10

    東原亜希は"再構築"アピールも…井上康生の冴えぬ顔に心配される「夫婦関係」