長嶋終身名誉監督が米国の子供は「英語がうまい」と驚いた
大リーグはワールドシリーズが終わり、オフシーズンに入った。
これからの注目はFA選手の動向、トレード、監督人事などだ。その中には来季、大リーグ挑戦の意向を持つ日本人選手も含まれる。菅野智之(巨人)、千賀滉大(ソフトバンク)、有原航平(日ハム)らだ。
アメリカで活躍するには実力だけでなく、環境に慣れることも大事だ。英語が話せれば大きな武器となる。
選手によっては通訳が付くものの、すべてが解決するわけではない。
例えば、前田健太(ツインズ)はドジャース時代、ピンチになると捕手がしばしばマウンドに足を運ぶ姿が見られた。その際、捕手の腕には「落ち着いて」「頑張って」などと日本語で書かれた布が巻いてあった。英語でアレコレ言っても前田には理解できない。それを見て片言の日本語で前田を励ましていたのだ。
野球選手と英語といえば、何と言っても長嶋茂雄氏(巨人軍終身名誉監督)だ。1961年、フロリダキャンプのため渡米し、給油のためにロサンゼルス空港に降り立った時、ロビーで子供が英語を話しているのを聞いて、「アメリカの子供は英語がうまい!」と感心したそうだ。アメリカの子供が流暢に英語をしゃべっても不思議はないが、長嶋選手には驚きだったようだ。