菅野智之という男はカネより常勝球団を選ぶメンタリティー

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「ブルージェイズ、レッドソックス、ジャイアンツ……最終候補に残ったと言われる球団は微妙な位置付けですからね。本人はそれで悩んでいるのか、あるいは……」と、前出のア・リーグのスカウトがこう続ける。

「3球団の中で最も戦力が充実しているのはブルージェイズですが、レッドソックスやジャイアンツは老舗名門だし地力がある。つまり菅野の希望を満たしているとも言えるけど、彼にとってベストではない。メジャーの正式なオファーは具体的な年俸や契約年数を代理人に伝え、返答期限を切る。つまり何日の何時までに返事がなければオファーを取り下げるというものです。なので交渉期限ギリギリのタイミングで、突然、理想とする球団からのオファーが舞い込む可能性もなくはない。あるいは代理人がリミット寸前までそういった球団の編成責任者とやりとりを続けているのかもしれません」

 理想とする球団が急きょ名乗りを上げればともかく、あくまでも理想にこだわり、それがかなわないならと元のさやの巨人に残留するのか、それとも理想に近い球団で手を打つのか、菅野の決断に注目だ。

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