新型コロナウイルスへの政府対応のまずさから、東京五輪ボランティアの心も折れた! ボランティアの研修は感染拡大で昨年2月ごろから中止が相次ぎ、辞退者も増加。参加予定者からは「気持ちが続かない」「あんなに楽しみだったのに」とため息が漏れる。
会場スタッフなどを予定する川崎市の男性会社員(55)は「世論も否定的で、周囲に『参加する』と言えなくなった」とこぼす。埼玉県朝霞市の女性(55)も「もし開催されても心から楽しめるだろうか」とつぶやいた。東京都の担当者は「まず感染対策を示さないとボランティアも判断材料がない。早く組織委がモデルを示してほしい」と要望した。