中止ではなく返上しか…東京五輪に選手支える情熱はあるか
昨年の全米、全仏も苦心して開催された。空港―宿舎―会場を「バブル」で密閉して開催するのは机上では可能だ。だが、全豪が「コロナに打ち勝った」のは、カネでもノウハウでもなく、世界のファンが望んだからだ。その熱い声援を支えに選手は2週間の軟禁生活を乗り越えて感動のプレーをつくった。今の“東京”にその情熱があるか。理念の前にたじろぐ政府は国民を守れるのか。世界がそれを見ていることを忘れてはいけない。
昨年の全米、全仏も苦心して開催された。空港―宿舎―会場を「バブル」で密閉して開催するのは机上では可能だ。だが、全豪が「コロナに打ち勝った」のは、カネでもノウハウでもなく、世界のファンが望んだからだ。その熱い声援を支えに選手は2週間の軟禁生活を乗り越えて感動のプレーをつくった。今の“東京”にその情熱があるか。理念の前にたじろぐ政府は国民を守れるのか。世界がそれを見ていることを忘れてはいけない。