レッドソックス澤村156km 酷寒の中で5戦連続無失点の好投

公開日: 更新日:

 日本人ルーキー右腕の勢いが止まらない。

 レッドソックス・澤村拓一(33)が13日(日本時間14日)のツインズ戦に登板し、1回を無安打無失点1奪三振。これで2日のオリオールズ戦でデビューしてから5試合連続の無失点と、安定感を披露している。

 同点の六回、先発左腕ぺレスの後を受けて2番手でマウンドに上がった澤村。先頭のアストゥディロに味方の失策で出塁を許すと、続くシモンズの当たりは頭部付近の強烈なライナー。これを間一髪でかわして、二ゴロ併殺に打ち取った。最後は9番ケーブを自己最速タイの約156キロの直球で空振り三振に仕留めた。

 試合が行われた敵地ターゲット・フィールド(ミネソタ州)は試合前、気温1度を記録。雪が舞う悪条件をはねのけてルーキー右腕がきっちりと仕事をこなした。

 澤村の好投もあってチームは7連勝。ルーキーリリーバーは今や好調なチームに欠かせない存在になってきた。

■マエケン、次戦15日に変更

 本拠地ミネアポリス近郊で警官による黒人男性射殺事件を受けて12日のレッドソックス戦が延期となり、登板がずれ込んだ前田健太(33)は14日(同15日)のレ軍とのダブルヘッダー第1試合に先発する。前田は7イニング制の試合で今季2勝目を目指す。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1
    岡本和真と村上宗隆のメジャー挑戦に“超逆風” 大谷バブルをブチ壊したMLB先輩野手の期待外れ

    岡本和真と村上宗隆のメジャー挑戦に“超逆風” 大谷バブルをブチ壊したMLB先輩野手の期待外れ

  2. 2
    鈴木誠也と吉田正尚が窮地…トレード浮上も引き取り手なし、大谷フィーバーの裏で価値大暴落

    鈴木誠也と吉田正尚が窮地…トレード浮上も引き取り手なし、大谷フィーバーの裏で価値大暴落

  3. 3
    悠仁さま「オックスフォード大進学」再浮上のナゼ…昆虫標本が充実した自然史博物館の存在

    悠仁さま「オックスフォード大進学」再浮上のナゼ…昆虫標本が充実した自然史博物館の存在

  4. 4
    なぜ大谷はチャンスに滅法弱くなったのか? 本人は力み否定も、得点圏での「悪癖」とは

    なぜ大谷はチャンスに滅法弱くなったのか? 本人は力み否定も、得点圏での「悪癖」とは

  5. 5
    ロッテ佐々木朗希「強硬姿勢」から一転…契約合意の全真相 球団があえて泥を被った本当の理由

    ロッテ佐々木朗希「強硬姿勢」から一転…契約合意の全真相 球団があえて泥を被った本当の理由

  1. 6
    猛チャージ石丸伸二候補に広がる危機感…広島からは「あんなぁ都知事に押し上げちゃいけん」

    猛チャージ石丸伸二候補に広がる危機感…広島からは「あんなぁ都知事に押し上げちゃいけん」

  2. 7
    「あぶない刑事」100万人突破で分かった…舘ひろし&柴田恭兵“昭和のスター”の凄みと刑事役の人材不足

    「あぶない刑事」100万人突破で分かった…舘ひろし&柴田恭兵“昭和のスター”の凄みと刑事役の人材不足

  3. 8
    大谷への「アジア人差別感情」は球宴ファン投票にも表れ…問題の根は深く心配な今後

    大谷への「アジア人差別感情」は球宴ファン投票にも表れ…問題の根は深く心配な今後

  4. 9
    阪神岡田監督の焦りを盟友・掛布雅之氏がズバリ指摘…状態上がらぬ佐藤輝、大山、ゲラを呼び戻し

    阪神岡田監督の焦りを盟友・掛布雅之氏がズバリ指摘…状態上がらぬ佐藤輝、大山、ゲラを呼び戻し

  5. 10
    ロッテ佐々木朗希は“身内”からも嫌われた? 故障中とはいえ選手間投票でも球宴選外のトホホ

    ロッテ佐々木朗希は“身内”からも嫌われた? 故障中とはいえ選手間投票でも球宴選外のトホホ