渋野日向子は今「スイング改造の壁」に当たっている
男子ツアーはプロ4戦目の23歳、片岡尚之がプロ初優勝を遂げました。
選手会が主催した新規大会「ジャパンプレーヤーズ選手権」の初代チャンピオンです。優勝賞金1000万円は通常大会と比べると安いのですが、「勝つ」ということは大きな意味を持ちます。
年末に行われるツアー最終戦「ゴルフ日本シリーズ」の出場を決め、今年の残りすべての大会出場権と翌年からの2年シードを手にしました。
片岡に限らず力のある若いプロはたくさんいます。しかし、練習の成果を試合で出すには経験が大きくモノをいいます。
コロナ禍で、若手には場数を踏む機会が少ない状況です。練習ではできても、試合になると思い通りに結果を出すのは難しいのです。
そのいっぽうで、無観客開催は若手プロに有利といえます。多くの観客の前でプレーするのは、プレッシャーがかかります。そんな重苦しい雰囲気が少なく、若さから伸び伸びとプレーに集中できるのは大きいといえます。
日の目を見ないところで頑張ってきた片岡も、この勝利をきっかけにガラッと変わり、プレーに思い切りの良さが加わるでしょう。