阪神・佐藤輝 今季40本塁打到達のカギは“外角高め”にアリ

公開日: 更新日:

 6月6日のソフトバンク戦で、先発左腕の和田に3打席連続三振を喫したが、2打席目までのすべての球が外角球だった。続く日本ハム楽天の投手にも外角球をうまく使われた。

■スイング軌道がV字

 昨22日の中日戦では相手先発の左腕・大野雄から1打席目に内角速球を二塁打したものの、2、3打席目は見せ球の内角高めの速球を意識させられたうえで、外中心の配球で打ち取られた。「佐藤輝のスイングはゴルフで言うダウンブローのような『V字軌道』。柳田、大谷もこれに近い。外角高めが最もコンタクトしづらいのでは」との声もある。

 前出の福間氏が続ける。

「佐藤輝は変化球打ちがうまく、外角の真ん中から低めのストライクゾーンの球には強い。ただ、相手の配球が変わり、追い込まれてからの外角低めのボールになる変化球や、外角高めの速球に苦慮しているように映る。投手とすれば外角高めの球は甘く入れば危険で、あまり投げないコースですが、打者が最も食いつくところでもある。高低や左右の対角線を使える分、攻めの幅が広がるし、一定の球威、球速、制球力がある投手にとっては効果的といえます」

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    巨人今季3度目の同一カード3連敗…次第に強まる二岡ヘッドへの風当たり

  2. 2

    大阪・関西万博の前売り券が売れないのも当然か?「個人情報規約」の放置が異常すぎる

  3. 3

    大谷翔平の28年ロス五輪出場が困難な「3つの理由」 選手会専務理事と直接会談も“武器”にならず

  4. 4

    ヤクルト茂木栄五郎 楽天時代、石井監督に「何で俺を使わないんだ!」と腹が立ったことは?

  5. 5

    バンテリンドームの"ホームランテラス"設置決定! 中日野手以上にスカウト陣が大喜びするワケ

  1. 6

    菜々緒&中村アン“稼ぎ頭”2人の明暗…移籍後に出演の「無能の鷹」「おむすび」で賛否

  2. 7

    巨人「先発6番目」争いが若手5人で熾烈!抜け出すのは恐らく…“魔改造コーチ”も太鼓判

  3. 8

    ソフトバンク城島健司CBO「CBOってどんな仕事?」「コーディネーターってどんな役割?」

  4. 9

    テレビでは流れないが…埼玉県八潮市陥没事故 74歳ドライバーの日常と素顔と家庭

  5. 10

    国民民主党は“用済み”寸前…石破首相が高校授業料無償化めぐる維新の要求に「満額回答」で大ピンチ