【侍ジャパン】稲葉監督にズバリ不安あり!サヨナラ逆転勝利で霞んだ“迷采配”ぶりを検証
今季の青柳は右打者に対して打率.228、対左打者は.209。左打者を得意としていた。稲葉監督はこの数字をアテにしたのかもしれない。高橋氏が続ける。
■山崎が方程式の危険
「それはあくまで日本でのデータ。ドミニカの左打者は青柳のシンカーやツーシームといった外角寄りの球を打ちやすそうにはじき返していた。それと、引っかかったのは八回に登板した4番手の山崎(DeNA)です。直球は真ん中に集まり、球速は140キロほど。フランシスコに右前打された直球も真ん中付近で、本塁打にならず単打でよかったという結果オーライの投球に見えた。九回に失点した新人の栗林(広島)は緊張から失点しましたが、山崎の場合は完全に復調していないのだから、信用し過ぎるのは危ない」
試合前、「巨人の選手だからメルセデスのデータはある。攻略しますよ」と侍ジャパン陣営は自信を見せていたが、フタを開けてみれば、逆にメルセデスに丸裸にされていた。スタメンの山田(ヤクルト)、坂本(巨人)、鈴木(広島)、菊池(広島)、村上(ヤクルト)の5人のセ・リーグ勢は、メルセデスに無安打に抑えられた。