【侍ジャパン】稲葉監督にズバリ不安あり!サヨナラ逆転勝利で霞んだ“迷采配”ぶりを検証

公開日: 更新日:

 侍ジャパンがヒヤヒヤ発進である。

 東京五輪の野球1次リーグが28日、福島・あづま球場で開幕した。日本はドミニカ共和国の先発メルセデス(巨人)に六回までわずか1安打と沈黙。稲葉篤紀監督(48)が動いたのは、1―3で迎えた敗色濃厚の九回だ。

【写真】この記事の関連写真を見る(21枚)

■3つの不可解な継投

 1死一塁で代打に起用した近藤(日本ハム)が右前打で出塁。代走に源田(西武)を送り、9番の甲斐(ソフトバンク)にスクイズのサインで同点に追い付いた。動いてもぎ取った勝利のようだが、「選手に助けられましたね。稲葉監督の不可解な采配が目立ちました」と巨人OBで元投手コーチの高橋善正氏(評論家)はこう指摘する。

「2安打無失点の好投を続けていた先発の山本(オリックス)をなぜ六回で代えたのか。0―0の展開で球数はまだ88球。9奪三振でほぼ完璧だった。2番手で青柳(阪神)を投入したのも解せない。スイッチヒッター5人を含めて、左打者が並ぶ打線。案の定、青柳は先頭のフランシスコ、メヒア、バレリオの左打者に安打を浴びて2点を失った。いずれも青柳のような横手投げの投手は、左の方が打ちやすいだけに、この起用は疑問に感じました」

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    巨人原前監督が“愛弟子”阿部監督1年目Vに4日間も「ノーコメント」だった摩訶不思議

  2. 2

    巨人・阿部監督1年目V目前で唇かむ原前監督…自身は事実上クビで「おいしいとこ取り」された憤まん

  3. 3

    松本人志は勝訴でも「テレビ復帰は困難」と関係者が語るワケ…“シビアな金銭感覚”がアダに

  4. 4

    肺がん「ステージ4」歌手・山川豊さんが胸中吐露…「5年歌えれば、いや3年でもいい」

  5. 5

    貧打広島が今オフ異例のFA参戦へ…狙うは地元出身の安打製造機 歴史的失速でチーム内外から「補強して」

  1. 6

    紀子さま誕生日文書ににじむ長女・眞子さんとの距離…コロナ明けでも里帰りせず心配事は山積み

  2. 7

    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

  3. 8

    メジャー挑戦、残留、国内移籍…広島・森下、大瀬良、九里の去就問題は三者三様

  4. 9

    かつての大谷が思い描いた「投打の理想」 避けられないと悟った「永遠の課題」とは

  5. 10

    大谷が初めて明かしたメジャーへの思い「自分に年俸30億円、総額200億円の価値?ないでしょうね…」