【侍ジャパン】稲葉監督にズバリ不安あり!サヨナラ逆転勝利で霞んだ“迷采配”ぶりを検証
侍ジャパンがヒヤヒヤ発進である。
東京五輪の野球1次リーグが28日、福島・あづま球場で開幕した。日本はドミニカ共和国の先発メルセデス(巨人)に六回までわずか1安打と沈黙。稲葉篤紀監督(48)が動いたのは、1―3で迎えた敗色濃厚の九回だ。
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■3つの不可解な継投
1死一塁で代打に起用した近藤(日本ハム)が右前打で出塁。代走に源田(西武)を送り、9番の甲斐(ソフトバンク)にスクイズのサインで同点に追い付いた。動いてもぎ取った勝利のようだが、「選手に助けられましたね。稲葉監督の不可解な采配が目立ちました」と巨人OBで元投手コーチの高橋善正氏(評論家)はこう指摘する。
「2安打無失点の好投を続けていた先発の山本(オリックス)をなぜ六回で代えたのか。0―0の展開で球数はまだ88球。9奪三振でほぼ完璧だった。2番手で青柳(阪神)を投入したのも解せない。スイッチヒッター5人を含めて、左打者が並ぶ打線。案の定、青柳は先頭のフランシスコ、メヒア、バレリオの左打者に安打を浴びて2点を失った。いずれも青柳のような横手投げの投手は、左の方が打ちやすいだけに、この起用は疑問に感じました」