【侍ジャパン】坂本勇人の宮城合宿秘話 マー君と“共闘”し「気配り名人」の本領発揮!
敗色濃厚のチームを救った。
28日のドミニカ戦。1―3の2点ビハインドで迎えた九回裏に、甲斐のスクイズなどで同点に追い付いた日本は、なおも1死満塁の場面で「2番・遊撃」でスタメン出場した坂本勇人(32=巨人)が中越えのサヨナラ打を放ち、初戦を制した。
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薄氷の勝利を掴んだ今回の日本代表チームは、「稲葉監督ら首脳陣と選手は、意思疎通が図れている。合宿中の雰囲気は世界一を達成した19年プレミア12よりもいいかもしれない」(球界OB)という。
そのムードづくりに一役買っているのが、田中将大(楽天)らと同じ代表最年長で、WBC、プレミア12に計4度出場した「侍ジャパンの常連」の坂本だ。前出OBが続ける。
「宮城・仙台での合宿では、投手、野手にかかわらず、自ら積極的に声をかけています。17年WBCや19年プレミア12では、ベテランの松田(ソフトバンク)が持ち前の明るさでチームを鼓舞した。そんな先輩を見習い、幼馴染みの田中将と“共闘”。主に野手のリーダー役に徹している。合宿中はよく、『打撃の調子はクソです』と漏らす4番・鈴木誠也(広島)のことを気にかけていたようです。練習や強化試合で思うような打撃ができない誠也に度々、グラウンドやベンチで声をかけ、悩みを聞いたり、代表としての心構えを伝えたりしているようです」