快進撃ヤクルト 優勝のカギを握る“フル稼働”救援陣の負担軽減

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 残り25試合、果たしてその救援陣が最後まで息切れせずにもつのか、という不安である。前述したカモの3球団との対戦にしても、これまで3点差以内の試合が中日とは21試合中15試合、DeNAとは21試合中13試合、広島とは19試合中13試合もあった。つまり、勝ちパターンの救援陣がシーズン終盤にかけて出場機会が増し、さらに負担がのし掛かる可能性があるだけになおさらだ。

 投手出身の高津監督と伊藤投手コーチが負担を減らすべく慎重に起用しているものの、そこはそもそも戦力に劣る球団である。やりくりには限界があり、清水は120試合制の昨季も52試合、マクガフは19年に65試合、昨季も50試合に登板している。いつガタがきても不思議ではない。

 今季の清水は3連投(3日連続)が2度、マクガフは4度、チーム全体でも12球団で2番目に多い11度の3連投があるなど、ブルペンには負担が掛かっている。

 投手をぶっ壊さず、いかに勝ち星を積み上げられるか、高津監督の手綱さばきにかかっている。

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