フィギュア女子シーズン佳境だが…米露の上位勢は「GPシリーズより北京五輪」
フィギュアスケートのグランプリ(GP)シリーズ第5戦フランス杯(グルノーブル)が日本時間19日に開幕した。GPシリーズも最終戦のロシア杯(ソチ=同26日開幕)と合わせて残り2戦となり、シリーズ上位6人によるGPファイナル進出争いが佳境を迎える。
折しも17日には2014年ソチ、18年平昌とオリンピック2大会連続金メダルの羽生結弦(26)が第4戦のNHK杯(東京)に続き、ロシア杯の欠場を発表した。これで女子の紀平梨花(19)とともに日本男女のエースがGPシリーズから姿を消した。
来年2月開幕の北京五輪を控え、今季は日本勢だけでなく、女子では米ロのトップスケーターによるGPシリーズ欠場が目立っている。
トップスケーター不在で日本勢が恩恵を受けており、今季のGPファイナル進出の基準となる総合得点で、先のNHK杯を制した坂本花織(21)、カナダ大会、イタリア大会4位の三原舞依(22)が、ベスト10に入っている(18日現在)。フランス杯にエントリーしている樋口新葉(20)、NHK杯6位でロシア杯出場予定の松生理乃(17)らは圏外だが、今後の結果次第では、日本勢が上位に名を連ねる可能性もあるのだ。