新体操ロシア女王アベリナの待遇は“ザギトワ級”! 世界選手権16冠達成、引退後はバラ色
新体操の世界選手権(北九州市)は28日、女子個人総合予選を行い、東京五輪銀メダルで4連覇を目指すジーナ・アベリナ(23=ロシア連盟)が85.175点をマークし、1位で30日の決勝進出を決めた。この日は種目別クラブを制し、これで世界選手権通算16個目の金メダルを獲得。個人総合で北京、ロンドン2大会連続金メダルで世界選手権最多優勝(17回)記録保持者のエフゲニア・カナエワ(31=ロシア)に、あと1と迫った。
今夏の東京五輪個人女子総合ではイスラエル人選手に敗れて銀メダル。ロシア勢の連覇は5で止まったが、これは同国の独壇場を避けたいFIG(国際体操連盟)の思惑から採点が操作された疑惑がある。ロシアではアベリナに同情する声が寄せられており、本来なら金メダルだったといわれている。
初日に2冠を達成した際にはプーチン大統領から直々に電話で祝福された。アベリナは来年2月の北京五輪で表彰台独占を期待されるフィギュアスケーターと並んで、プーチン大統領お気に入りのアスリートのひとりだという。
国家元首の寵愛を受けたアベリナの待遇は、同国のアスリートではトップクラスとされる2018年平昌五輪フィギュアスケート女子シングル金メダルのアリーナ・ザギトワ(19)に匹敵。ザギトワは金メダル獲得のご褒美に大統領から高級外車や住宅まで提供されたように、アベリナには金品の他に引退後には競技団体の重要ポストが用意されているという。
新体操の女王の引退後はバラ色だ。