新生なでしこ「パススピード遅い」課題改善されず…欧州遠征アイスランドに0‐2で完敗
指揮官の代わった「なでしこジャパン」(世界ランク13位)が26日、欧州遠征先のオランダで同16位のアイスランドと対戦。0-2で完敗した(日本時間午前3時40分キックオフ)。メダルなしに終わった東京五輪終了後に高倉麻子監督が退任。女子U-20代表を率いて2018年U-20W杯を制した池田太監督が10月、後任監督に指名された。
■攻守とも圧倒される
試合には、代表デビュー戦となったMF成宮唯(写真)、3年ぶり2回目出場のMF長野風花、18年女子W杯の主力選手らが多くプレー。若返りも図られたが、海外組と国内組との連係も取れないままアイスランドに攻守とも圧倒された。
「顔ぶれも代わり、経験値の高いベテランも温存され、結果は致し方ない部分もあったが、東京五輪チームからの課題<パススピードの遅さ>が解消されておらず、どんなにボールをつないで保持率を高めても、ボールを前に運んで決定的な場面をつくり、シュートを放つという流れに持ち込めなかった。次戦は世界4位の強豪オランダ戦。相手のフィジカルコンタクトをうまくかわしつつ、どこまでスピーディーなパス回しでゴール前に迫っていけるか注目したい」(元サッカーダイジェスト編集長・六川亨氏)
オランダ戦のキックオフは、日本時間30日午前3時40分である。