ベトナム代表戦で目立った攻守のチグハグ…大観衆の前で何しとるんや!
しかし、ペナルティーエリア内に相手が5人も6人もいるのに、日本選手は質の低いクロスを入れてはGKにキャッチされたり、DFにはね返される場面ばかり。たとえばGKの手の届かないファーサイドにスパッとクロスを送って折り返しをシュートするとか、DFのタイミングを崩すためにアーリークロスを放り込むといった<ゴールを決めるためのアイデア>を見せて欲しかった。
引いて守っている相手に効果的なミドルシュートの本数が少なかったことも気掛かりな点だ。
後半から先発組のFW伊東、FW南野、MF守田、MF田中が交代出場してから攻撃のスピードやテンポは良化した。しかし、フィニッシュの質をもっと向上させないとW杯本大会では厳しい戦いを強いられるだろう。
今後のテストマッチで誰が頭角を現してくるのか、楽しみにしている。
(構成・日刊ゲンダイ編集部)