昨年“隔離破り”の石川遼が激怒させた主催者に頭を下げるも…初日出遅れで水に流せず
国内男子ゴルフツアーの新規大会「ISPS HANDA 欧州・日本、とりあえず今年は日本トーナメント!」(茨城・PGM石岡GC)が開幕。写真は前日に行われたプロアマ戦のスタート前の一幕だ。
主催者(国際スポーツ振興協会=ISPS)の半田晴久会長の元に、帽子をとった石川遼が近づいていくと、気がついた半田会長の方から手を差し出し、石川は両手で握手。しばらく話をした後、一礼してその場を後にした。
昨年11月のカシオワールドゴルフの開幕前日のこと。石川は米下部ツアーQTに失敗し、帰国後の自主隔離中に規則違反でJGTOから1カ月の出場停止処分を受けて謝罪会見を行った。その日は新規で始まる今大会の記者会見が都内であり、石川の会見とバッティング。翌日のスポーツ紙は石川の記事を大きく取り上げた。新規大会に向けて尽力した半田会長は「(石川を)プロアマに呼ぶのはやめる」と激怒した経緯がある。
関係者によれば半田会長はこの日の握手で「あの日」のことは水に流したそうだが、石川は初日、首位に7打差の2アンダー64位と出遅れた。2日目から爆発して大会を盛り上げることこそが一番のおわびになるはずだ。