大谷翔平ガッツポーズ&ヘルメットぶん投げの波紋…メジャーで“感情爆発”は報復の対象に
大谷翔平が二刀流の聖地で大暴れしたと、日米のメディアが騒いでいる。
日本時間6日、元祖二刀流ベーブ・ルースの本拠地だったフェンウェイパークのレッドソックス戦で投げて3勝目、打って2安打1打点。投打にわたる活躍を敵地ボストンのメディアも絶賛したものの、気になったのが大谷の派手なガッツポーズであり大声だ。
投げるたびに大きな声を上げ、打者を三振に打ち取るたびにこぶしを握りしめたり突き上げたり。それだけ気合が入って感情が高ぶるのだろうが、米球界で感情をあらわにするのは得策ではない。
メジャーは家庭内暴力などで実刑を食らい、刑務所とマウンドを行ったり来たりの選手がいる一方、相手に対する礼節や敬意は日本球界以上に重んじる。
■最近はやたらと感情を爆発させるシーンが目立つが
例えばこの日の大谷のような派手なガッツポーズはご法度。投手が打者を打ち取ったとき、打者が投手から本塁打を放ったときに感情を爆発させるのは、相手に敬意を払っていないとみなされる。本塁打を打ってすぐに走らなかったり、塁間をゆっくり走るのも同様だ。これらは「アンリトンルール」と呼ばれ、ルールブックに明記されていないとはいえ、報復の対象になる。