体操日本男子はメダル量産期待大なのに…競技人口の多い女子が世界で勝てない2つの要因

公開日: 更新日:

 東京五輪2冠の橋本大輝(20)が王者の意地を見せた。

 今秋に予定される世界選手権の日本代表選考を兼ねた体操NHK杯(14、15日)。あん馬と鉄棒で計3度も落下したが、2連覇を果たした。

 すでに世界選手権代表に内定していた橋本と男子2人に加え、女子は優勝した宮田(17)、2位の笠原(17)、3位の山田(19)と10代のフレッシュな顔ぶれが並んだ。

 男子勢は早くも大舞台でのメダル取りが期待されているが、女子はどうか。

 五輪に限ると女子は昨夏の東京大会でこそ村上茉愛(25)が個人種目(ゆか)で銅メダルを獲得したものの、その前は1964年東京大会の団体銅のみ。これまで計101個のメダルを持ち帰った男子とは雲泥の差があるのが現状だ。

 日本体操協会が発表した直近のデータによると、2020年時の競技人口は男子が4939人で女子が5436人。意外にも女子の方が多い。それなのになぜ世界に通用する女子がなかなか育たないのか。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    岡田阪神は「老将の大暴走」状態…選手フロントが困惑、“公開処刑”にコーチも委縮

  2. 2

    肺がん「ステージ4」歌手・山川豊さんが胸中吐露…「5年歌えれば、いや3年でもいい」

  3. 3

    巨人原前監督が“愛弟子”阿部監督1年目Vに4日間も「ノーコメント」だった摩訶不思議

  4. 4

    巨人・阿部監督1年目V目前で唇かむ原前監督…自身は事実上クビで「おいしいとこ取り」された憤まん

  5. 5

    中日・根尾昂に投打で「限界説」…一軍復帰登板の大炎上で突きつけられた厳しい現実

  1. 6

    安倍派裏金幹部6人「10.27総選挙」の明と暗…候補乱立の野党は“再選”を許してしまうのか

  2. 7

    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

  3. 8

    79年の紅白で「カサブランカ・ダンディ」を歌った数時間後、80年元旦に「TOKIO」を歌った

  4. 9

    阪神岡田監督は連覇達成でも「解任」だった…背景に《阪神電鉄への人事権「大政奉還」》

  5. 10

    《スチュワート・ジュニアの巻》時間と共に解きほぐれた米ドラフト1巡目のプライド