ダルが7回零封4勝目 手探りマウンドだったと明かすも「無四球は一番気持ちいい」
ベテラン右腕が強力打線をねじ伏せた。
パドレス・ダルビッシュ有(35)が日本時間20日、敵地フィラデルフィアでのフィリーズ戦に登板。7回を6安打無失点5奪三振、無四球の好投で4勝目(1敗)を挙げた。防御率は3.91。チームは2-0で勝った。
相手のフ軍打線は昨季、2度目のナ・リーグMVPに選出されたブライス・ハーパー外野手(29)を中心に強打者が揃う。チーム打率.251、総本塁打45ともリーグ3位だ。そのハーパーは右肘故障で不在とはいえ、パ軍のエース右腕が強力打線に立ちはだかった。
立ち上がりからテンポよく投げ込み、相手打線につけ入る隙を与えない。六回には1死から連打を許して、この試合で唯一、得点圏に走者を背負ったがシュワーバーを高速シンカーで空振り三振、カステヤノスを二ゴロと中軸2人を打ち取ってピンチを切り抜けた。
試合開始後はエンジンのかかりが遅かったそうで「投球フォームをいじりながら、自分のいいポジションを探した」と手探りのマウンドだったと明かした。一人も歩かせずに4勝目を手にしたことに「無四球は何個三振を取るよりも、一番気持ちいい」と話した。