虎投手陣ブチ切れ寸前!プロ野球記録「連続3失点以下」更新中も深刻貧打で接戦勝てず
働けど働けどなお、わが暮らし楽にならざり──。
阪神は19日、ヤクルトに完封負け。先発の小川に7回2安打と手玉に取られ、九回に守護神マクガフから1死一、二塁のチャンスを作るも、糸井、糸原が倒れゲームセットだ。
阪神はもっか「連続3失点以下」のプロ野球記録を更新中。4月22日のヤクルト戦から始まり、この日で21試合目となった。
これだけ投手陣が頑張っているのだから、さぞ貯金も増えただろうと思いきや、15勝28敗1分で借金13。21試合の内訳は12勝9敗と、たった3試合しか勝ち越せていない。完封負けはすでに11度。打線が投手陣を見殺しにしているのだ。チーム打率.225はリーグ最下位。とにかく接戦に弱く、5月に限れば6勝8敗と負け越している。8点以上取って勝った試合が4度あるものの、1点差ゲームの接戦を制したのは2度しかない。
阪神でも指揮を執った野村克也氏は、「弱いチームは勝つ時はボロ勝ち、負ける時は接戦で競り負ける」と話していた。今の阪神そのものだろう。
この日、6回1失点で負け投手になった先発ガンケルは三回に自らヒットを打ったが、それでも本職の打者が沈黙し、4敗目(1勝)。勝ち星は給料に直結するだけに、投手陣は暴動を起こすんじゃないか。