巨人新助っ人2人がバットで貢献し白星発進も…投手陣の悩みがますます深まるワケ

公開日: 更新日:

「右翼のポランコは動きが緩慢で、左翼のウォーカーはまともに送球ができない。2人とも失策は1ながら、ウォーカーに打球が飛べば普通の左翼手の時より『プラス1』の進塁が各球団の合言葉になっている。飛球を落球したり、明らかなミスでも『記録は安打』というケースも多い。打っている今は表面化しなくても、2人の拙守によって防御率が悪化する投手陣から不満の声が出るのは時間の問題です」

 巨人のチーム防御率は3.36でリーグ4位。この日先発したメルセデスは2.12だが、リーグトップタイの5勝を挙げている戸郷は3.19、菅野も3.02といまひとつ。もちろん、2人だけのせいではないものの、度重なる両助っ人の守備のミスが投手陣の足を引っ張っているのは確かである。

 チーム関係者は「かつて主砲だったラミレスが晩年に打てなくなると、捕れない、投げられない左翼の守備に投手陣の不満が爆発。次第に使われなくなり、結局、寂しくDeNAへ移籍していった。投手陣は基本的にしっかり守って勝ちたいと思っていますから」と指摘する。

 両助っ人がバットで貢献すればするほど、投手陣は我慢するしかなくなるジレンマを抱える。巨人は貯金8となったが、得点(193)より失点(196)が多く、12球団最多の37失策。これは先行きの危うさを表している。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    カブス鈴木誠也が電撃移籍秒読みか…《条件付きで了承するのでは》と関係者

  2. 2

    元横綱白鵬「相撲協会退職報道」で露呈したスカスカの人望…現状は《同じ一門からもかばう声なし》

  3. 3

    「白鵬米」プロデュースめぐる告発文書を入手!暴行に土下座強要、金銭まで要求の一部始終

  4. 4

    薬物疑惑浮上の広末涼子は“過剰摂取”だったのか…危なっかしい言動と錯乱状態のトリガー

  5. 5

    広末涼子容疑者「きもちくしてくれて」不倫騒動から2年弱の逮捕劇…前夫が懸念していた“心が壊れるとき”

  1. 6

    広末涼子“不倫ラブレター”の「きもちくしてくれて」がヤリ玉に…《一応早稲田だよな?》

  2. 7

    下半身醜聞ラッシュの最中に山下美夢有が「不可解な国内大会欠場」 …周囲ザワつく噂の真偽

  3. 8

    カブス鈴木誠也「夏の強さ」を育んだ『巨人の星』さながら実父の仰天スパルタ野球教育

  4. 9

    松田聖子は雑誌記事数32年間1位…誰にも負けない話題性と、揺るがぬトップの理由

  5. 10

    中居正広氏《ジャニーと似てる》白髪姿で再注目!50代が20代に性加害で結婚匂わせのおぞましさ