米ツアー初優勝の古江彩佳 「ゆったりスイング」にみた岡本綾子との共通点
先週の国内女子ツアー「楽天スーパーレディース」は、勝みなみのツアー史上初の4日間ノーボギー、独走優勝のニュースに沸いた。
今回は、「国内でいくら好スコアを出しても、もっとタフなコースセッティングで女子プロを戦わせなければ世界で勝つ選手は育たない」という原稿を考えていた。
そして夜、全英女子オープン前哨戦の「スコットランド女子オープン」中継を見ると、今季からLPGAツアーに本格参戦したルーキーの古江彩佳が優勝争いを演じていた。海外1年目とはいえ、本場のコースセッティングに揉まれて、経験を積んできたのが生きたといえる。
最終日は首位に4打差9位からスタートし、6番から6ホール連続バーディーを重ねてトップに並び、15番バーディーで単独首位に立った。その後も攻め続けて17、18番の上がり連続バーディーで優勝を決めた。最終ラウンドは10バーディー、ボギーなしの62。新人ながら通算21アンダーの見事な逆転劇だったのだ。
■「飛距離にはあまりこだわってない」