著者のコラム一覧
菅野徳雄ゴルフジャーナリスト

1938年生まれ。岩手県出身。立教大卒。1964年からゴルフ雑誌の編集にたずさわり、中村寅吉をはじめ、河野高明、安田春雄、杉本英世、尾崎将司など、数多くのトッププレーヤーを取材。わかりやすい技術論と辛口の評論で知られる。「ゴルフ・トッププロのここを学べ」「ゴルフスウィングの決め手」「即習ゴルフ上達塾」などの著書がある。

米ツアー初優勝の古江彩佳 「ゆったりスイング」にみた岡本綾子との共通点

公開日: 更新日:

 LPGAツアーでの古江のドライバー飛距離246.71ヤードはランク135位、フェアウエーキープ率82.75%は12位。

 身長153センチ、体重54キロと小柄な古江だが、「ボールが飛んでも思ったところに落とせなかったら、そこ(着地点)を良くすることはできないので、飛距離にはあまりこだわってない」と、狙ったターゲットにボールを運ぶマネジメントに徹した。ドライバーこそ飛ばないが、古江はフェアウエーウッドやユーティリティークラブに自信を持つ。だからこそドライバー飛距離にこだわりがないと言い切れるのだ。

■いつでも80%ぐらいのテンポ

 古江のドライバーショットを見ていつも感じるのは、風があってもなくても、ゆったりとしたスイングテンポがまったく変わらないということだ。いつでも80%ぐらいのテンポ(スピード)でスイングしているように見える。

 そのことを、国内試合を取材したときに聞いてみたが、「自分なりにテンポを守ってしっかり振り切っている」と言ったのを思い出す。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    巨人原前監督が“愛弟子”阿部監督1年目Vに4日間も「ノーコメント」だった摩訶不思議

  2. 2

    巨人・阿部監督1年目V目前で唇かむ原前監督…自身は事実上クビで「おいしいとこ取り」された憤まん

  3. 3

    松本人志は勝訴でも「テレビ復帰は困難」と関係者が語るワケ…“シビアな金銭感覚”がアダに

  4. 4

    肺がん「ステージ4」歌手・山川豊さんが胸中吐露…「5年歌えれば、いや3年でもいい」

  5. 5

    貧打広島が今オフ異例のFA参戦へ…狙うは地元出身の安打製造機 歴史的失速でチーム内外から「補強して」

  1. 6

    紀子さま誕生日文書ににじむ長女・眞子さんとの距離…コロナ明けでも里帰りせず心配事は山積み

  2. 7

    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

  3. 8

    メジャー挑戦、残留、国内移籍…広島・森下、大瀬良、九里の去就問題は三者三様

  4. 9

    かつての大谷が思い描いた「投打の理想」 避けられないと悟った「永遠の課題」とは

  5. 10

    大谷が初めて明かしたメジャーへの思い「自分に年俸300億円、総額200億円の価値?ないでしょうね…」