松山英樹本人は“PGA残留”を繰り返すのに…海外でくすぶる「LIV移籍情報」の根拠
そんなことは百も承知の海外メディアがLIVに関する質問を続けるのはなぜか。
ツアー関係者が言う。
「彼らは今も松山がLIVへ移籍する可能性が高いとみているからです。日本円で400億とも500億円ともいわれる破格の契約金でオファーされたことや、『(LIVは)面白そうだなとは思うし、興味はある』という過去の松山の発言が根拠ではない。ある記者の話では、あまりに故障が多いからだというのです。確かに今年だけを見ても、3月のプレーヤーズ選手権は首痛で初日に棄権。マスターズ前週の試合で復帰したと思ったら、2日目途中にまた首痛で棄権。全英オープン翌週の試合も左手首痛で2日目から棄権。8月のプレーオフ初戦は首痛で欠場。そしてこの日はプロアマの途中に背中を痛めて途中棄権です」
さらに関係者は続ける。
「LIVは予選落ちがない3日間大会で、来年から試合数が8から14に増えても日程はかなり楽で、心身の負担も軽くなる。松山は30歳ですから老け込む年齢ではないが、米ツアーに本格参戦して10年目に入った。過酷な戦いのツケが体の各部に出てきている。海外メディアはそれを知っているから、来年にもLIVへ移籍するとみているようです」
確かに、故障癖があってはPGAツアーで戦っていくのは厳しいかもしれない。